看護師の転職で訪問看護の仕事を選ぶ人は増えている?
2024.02.20看護師が転職先として訪問看護を選ぶ傾向は、近年増加しているとされています。
訪問看護は、患者の自宅でのケアを主体とするため、医療や看護を患者の生活環境に合わせて提供できます。患者中心の看護を行うことができることから、訪問看護が看護師に選ばれる要因のひとつとなっています。
また、訪問看護は、一定の勤務体制や業務時間が求められる場合が少なく、柔軟な勤務スケジュールが取られることがあります。この働き方が、ワークライフバランスを取りやすいと看護師に人気となっているのも選ばれる理由のひとつです。
訪問看護では、さまざまな年齢層や疾患に対応する必要があり、幅広いスキルが求められます。看護師が多岐にわたる症例に携わり、スキルを高められる環境が提供されています。訪問看護では患者の自宅を訪れるため、クリニックや病院と比較して患者との関わりが深まりやすいです。この関わりが、看護師自身にとってもやりがいを感じる要因となっています。
訪問看護は患者の住んでいる地域に密着した医療・看護を提供します。地域社会とのつながりを感じることができ、地域に貢献できるという魅力があります。
介護や在宅医療の需要が増加している中、訪問看護の役割がますます重要視されています。それに伴い、訪問看護の求人が増えていることも、看護師が転職先として訪問看護を選ぶ傾向にあると言えます。
ただし、訪問看護には患者の自宅での単独勤務や訪問地域の変動が伴うため、その特有の課題や負担もあることを理解しておく必要があることから、看護師として働くうえでの希望やライフスタイルに合った働き方を選ぶことが大切です。